30日に総合開会式が行われる愛媛国体で、最初に行われる卓球競技の県選手団が、勝運の神として知られる松山市居相2丁目の伊予豆比古命神社(椿神社)を参拝し、必勝を祈願。開催地の宇和島市へ移動した。
 団結力を高め、先陣を切って勝利することで愛媛勢に弾みをつけようと、神事には全4種別の選手や監督ら約30人が参拝。玉串を奉納し、引き締まった面持ちで頭を下げ、活躍を誓った。
 続いて一人一人にお守りが手渡され、県卓球協会の今井捷行会長(79)が「一丸となってそれぞれの力を存分に発揮してほしい」と激励した。
 卓球は30日から5日間あり、少年女子は同日10時半から大分との初戦に臨む。済美高3年の篠原瑠里さん(17)は「やってやるぞという気持ち。応援を力に出し切りたい」と晴れ晴れとした表情。県競技力向上対策本部の時吉佑一さん(31)は「感動を与えるプレーをしたい」と決意を語った。